こんにちは、金澤です。
前回に引き続き、成長期の運動能力の成長について書いていきたいと思います。
成長期の運動能力を語るうえで外せない事があります、
それは「早熟」・「晩熟」
初めて耳にした方もいるかと思うので、簡単に説明すると
成長期が早く終わる人:早熟
成長期が遅くにくる人:晩熟
と呼びます。
トレーニングやスポーツと深く関係しています。
子どもの時期のスポーツは体格差が大きな武器になります。
同じ年齢、同じスポーツをしていてもカラダつきや、身のこなし方などに差が出てきます。
そこで分かっておきたいのが「早熟」・「晩熟」
どうしても子どもの時期はカラダが大きい子、つまり早熟の子が活躍しやすい状況になります。
ただ早熟の子は子どもの頃は活躍できていても徐々に成績が周りに追いつかれ、追い越されるケースが多々あります。
なぜか
当初は体格差を活かしたプレーなどをしていたが、周りもどんどん成長してくるとその強みが薄れてきます。
目標が「子供の時期だけ活躍する」ならそれで良いと思いますが
「高校で全国を取りたい」
「プロになりたい」
「海外に行って活躍したい」
など人それぞれに夢があると思いますが、目的に応じたトレーニングをしなければならないうえに、
成長期で培った能力だけに満足せず、次の段階として能力の質を上げていかないといけません。
ただ目的が「甲子園にいく」が目標でその後は野球を続けない人などは、
高校年代で筋トレ、走り込み、ご飯を沢山食べるなどをして高校年代の内にカラダをあえて完成状態にもってくる(早熟を早める)方法などもあります。
逆に晩熟の子は
周りがどんどん試合に出ているのに当人はあまり活躍できないなど、自分だけ取り残された心情になる親御さんも多くいるかと思います。
そこで焦って無理をすると怪我に繋がったり、1番あってはならないのが競技自体を好きではなくなることもあります。
まずは周りの大人たちがその子の事を理解してあげることが重要になります。
「早熟」も「晩熟」も目標に対してどうするか
晩熟の子も子どもの時期ではなくて、
上記で書いた様なそれぞれの夢が叶えられるタイミングで成長をしていれば問題はないはずです。
今まで数回にわたり長々と書いてきましたが、
人にはそれぞれの成長スピードや目的があるので、成長スピードや目的に応じたトレーニングをする
これが1番重要になってきます。