スタッフの仁井本です。
最近のアメフトの練習では、大学生とトレーニング+練習をする機会が増えてきています。
トレーニングでは、若者をおっさん達が引っ張っていき、
練習では、おっさん達がうんちくを言いながら、指導していく様な構図です。
学生たちに説明をする中で、自分で気づいたことがありました。
ある日の練習のこと、練習の中で自分に対して、
コーチから「足をもっと近づけろ!」と修正のコメントが入ります。
コーチの言う通り、足を近づけよう、近づけようとしても、
「遠い!」
「違う!」
うーん。うまくいきません。
じゃあむしろ、もっと身体全体を近づけてみよう!
「OK!」
足を近づける。。。
人によっては足の先なのか、足首なのか、土踏まずなのか。
近づけるといってもどれくらい??
簡単な言葉ですが、解釈の仕方は無限にあります。
コーチが何を見て、何を思って、「足を近づけろ」という言葉を出したのか?
選手側が汲み取って、勝手に出来る様になっていく。
勘の悪い選手は、いつまで経っても出来ない。
スポーツの現場だけでなく、社会の色々な現場で起こっていること。
実際、学生たちからの質問は、コーチやトレーナーからの指示に対して、
「これは合っているんでしょうか?」
「どういう意味なんでしょうか?」
といった悩みでした。
トップダウンの世界で、言葉をそのまま受け取ってしまうと、
「足を近づけろ」の事例の様なエラーが発生します。
エラーが起こる現場において、求められている部分は、
トップからの言葉を通訳して、落とし込みやすい状態・空気を、
如何に作れるかの部分に思いました。
じゃあどこからやるか?
家庭のクロ、マロン(チワワ2匹)が
なぜトイレ以外の場所で粗相をするのか。。。
大と小を片付けながら、その行動の意味を考えることからが、
自分のスタート。