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言葉と行動の裏側

2023年3月20日

スタッフの仁井本です。

 

最近のアメフトの練習では、大学生とトレーニング+練習をする機会が増えてきています。

 

トレーニングでは、若者をおっさん達が引っ張っていき、

練習では、おっさん達がうんちくを言いながら、指導していく様な構図です。

 

学生たちに説明をする中で、自分で気づいたことがありました。

 

ある日の練習のこと、練習の中で自分に対して、

コーチから「足をもっと近づけろ!」と修正のコメントが入ります。

 

コーチの言う通り、足を近づけよう、近づけようとしても、

 

「遠い!」

 

「違う!」

 

うーん。うまくいきません。

 

じゃあむしろ、もっと身体全体を近づけてみよう!

 

「OK!」

 

足を近づける。。。

 

人によっては足の先なのか、足首なのか、土踏まずなのか。

近づけるといってもどれくらい??

 

簡単な言葉ですが、解釈の仕方は無限にあります。

 

コーチが何を見て、何を思って、「足を近づけろ」という言葉を出したのか?

 

選手側が汲み取って、勝手に出来る様になっていく。

勘の悪い選手は、いつまで経っても出来ない。

 

スポーツの現場だけでなく、社会の色々な現場で起こっていること。

 

実際、学生たちからの質問は、コーチやトレーナーからの指示に対して、

 

「これは合っているんでしょうか?」

 

「どういう意味なんでしょうか?」

 

といった悩みでした。

 

トップダウンの世界で、言葉をそのまま受け取ってしまうと、

「足を近づけろ」の事例の様なエラーが発生します。

 

エラーが起こる現場において、求められている部分は、

トップからの言葉を通訳して、落とし込みやすい状態・空気を、

如何に作れるかの部分に思いました。

 

 

じゃあどこからやるか?

家庭のクロ、マロン(チワワ2匹)が

なぜトイレ以外の場所で粗相をするのか。。。

 

大と小を片付けながら、その行動の意味を考えることからが、

自分のスタート。