スタッフの仁井本です。
今日は、私が所属しているチームで起こった出来事を、記事にしたいと思います。
私が所属しているチームでは、練習のVTRを見ながらミーティングを行っています。
(基本どこのチームもやります。)
ある日のミーティング中。
ヘッドコーチがVTRを見ながら反省と改善についての話をする中、、、
「○○○~♪」
どこからともなく、爆音でスマホからの音楽が聞こえてきました。
音楽は5秒ほどで停止。
緊張感のあるミーティング中。
空気は凍ります。
「誰がやったんやろ」
「コーチ怒るやろな」
私が学生の時、上記の様な状況が起きていたら、
先輩たちにボコボコにされる状況です。
(精神的にです。)
そんな空気感が流れる中、ヘッドコーチが一言。
「もうちょっと聞いとこか?」
空気が一瞬ゆるみ、その後改めてミーティングがスタートしました。
私がこの時に感じたこと。
それはヘッドコーチの「余裕」でした。
自分がコーチの立場だったら、、、
その場を取り繕うために怒るか、
なあなあな空気感を作っていたかもしれません。
ヘッドコーチが咄嗟にあの言葉を出せたのは、
上記の様な場面だけでなく、
勝敗を分けるギリギリの場面、
自分を限界まで追い込む練習、
急に一発芸をやれ!という様な無茶ぶり等々、、、
人生で追い込まれる経験、
自分で追い込む経験、
そして困難を打破する経験をしてきたからなのかなあと、
勝手に私は考えました。
ヘッドコーチがさらっとやりのける、
いつも自然体でいられること。
ユーモアのある一言を言えること。
その場の空気を一変させられること。
(実は、自分がどれも結婚式で誓った言葉です。)
多分、ガチガチに一生懸命になっているだけでは出来なさそうです。
金澤も別のブログで書いていましたが、表面に出てきていない人生の背景で、
どれだけ多くの経験(失敗・成功・藻掻く)をしてきたのかで、
その場の空気を変えられるほどの、余裕が生まれてくるのだと、感じました。
肌寒さで、よりガチガチになってくる冬場。
悪い条件でも、脱力して動けるぐらい追い込み切れれば、
来年の春は、間違いなくベストなパフォーマンスが出来そうです。