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伝わる言葉・伝わらない言葉

2022年10月25日

スタッフの仁井本です。

朝晩の冷え込みが激しくなってきました!

 

体温が下がると、身体の動きは硬く・鈍くなってきます。

痛みや怪我の原因にもなりやすいです。

 

体の「冷え」を前提に、パフォーマンスを上げるために何をすれば良いのか?

冬までに試しておける、ラストチャンスです!

 

さて、今回はお客様とのセッションが終わった後の雑談の話です。

 

雑談の中で、セッション中の会話が頭に残っており、

日々のセルフコンディショニングを頑張れているという

フィードバックを頂きました。

 

私自身は、聞いた言葉自体をうっすらと覚えているくらいであり、

意識的に掛けた言葉ではなかったというのが事実でした。

(もともと忘れっぽい性分もあるかもしれません。)

 

別のスタッフのセッションを見ている際でも、セッションの中で、

妙に納得感のある声掛け・言葉がけが聞こえてくることがあります。

 

それはスタッフ自身が、意識的に掛けている言葉ではなく、

自分に落とし込んだ言葉を反射的に出しているから、だと思います。

 

同じ文章でも、何人か別の人が話すと、話す人・受け取る人によって、

説得力や納得感の違いが生まれます。

それは、話す人・受け取る人が、文章をどの様に理解できているかの違いです。

 

例えば、「雪」という言葉自体も、子どもは経験がないため、

「きれい」「楽しそう」といった印象を受けますが、

大人は経験を基に、「寒い」「滑る」「危ない」「雪かきが大変」といった印象を持ちます。

 

経験を知った大人が話すのと、経験の無い子供が話すのでは、印象も異なりますよね。

これは、「雪」という言葉を「言葉として知っている」のか、

「自分の経験として知っている」のかの違いです。

 

相手に伝わる言葉がけをするには、「言葉として知る」ことは必要ですが、

それだけで伝えきることは難しく、「経験として知る」と理解が深まっていきます。

言葉で知ったことを、自分のトライ&エラーで、理解を深めていくことが前提です。

 

トライ&エラーを倍速で進めようと思うと、「他人の経験を自分の経験として得る」ことが必要になります。

上手な選手のVTRを見たり、歴史の本を読んだり、人の話を聞いたりするのは、このためです。

 

ただ、他人の経験を蚊帳の外から見るだけになってしまうと、理解を深めることはできません。

あくまで、自分の経験とどう結びつけるのか?が肝になります。

 

自分で落とし込んだ内容=相手に伝わりやすい言葉なので、

逆を言えば、惰性な生活やルーズな考え方を落とし込んでしまうと、

反射的に言葉として出てしまい、相手に伝わりやすくなります。

 

抜け・漏れが多い私なので、トイレを流したか?電気は消したか?鍵は閉めたか?

 

そういえば、昨晩リビングの電気の消し忘れを奥さんに消してもらったばかりです。

基本からやり直しが必要だと思った出来事でした。