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考え方を変えるには

2022年8月26日

こんにちは。

スタッフの仁井本です。

 

雨が降って、少しずつ秋の気配が近づいてきましたね。

秋は、湿度・温度が運動には適正で、体を整えやすい絶好のチャンスです!

残暑が続いておりますが、チャンスを手にするためにも、少しずつ積み重ねておきたいですね。

 

今回は、セッション中に起こった出来事について、ご紹介させて頂きます。

 

アマチュアでスポーツを継続されているAさんは、約1か月前の試合の反省から出た、

自分の課題をクリアするために、「出し切ること」を目的として、トレーニングを継続されていました。

 

毎回のトレーニングの最後、「出し切ること」を目的にバイクマシン「パワーマックス」を漕ぐのですが、その後Aさんから出るフィードバックは、「出し切れなかった」、「もっとできると思った」といった内容が続いていました。

 

先日も当店でトレーニングを行い、いつも通りパワーマックスを漕いだ後、

セルフケア中に自身でフィードバックをされていました。

 

帰る際に、フィードバックの内容をAさんに伺いました。

その日に返ってきた答えは、できないことに囚われず、現状できることに負荷(時間・重さ・短いレスト)をかけ、結果として「出し切る」と結論を出していました。

 

「出し切ること」自体に変わりはないのですが、元々は目的であった「出し切ること」が、別の目的を達成しようとした結果へと、考え方が変わりました。

 

その日は、いつもより晴れやかな表情で、当店を出ていった様に見えました。

 

トレーニング種目や、練習方法、やること自体を変えるのではなく、同じことを継続していくことには、変わりありません。

「出し切ること」に対しての考え方が変わるだけで、トレーニングや練習の、内容や質に変化がでます。

 

考え方を変えるためには、現状を深堀りしていくことが必要です。

自分ひとりで深堀りすることは限界があるため、外部からの刺激が必要。

 

Aさんの場合は、自身でのフィードバックに加えて、当店のスタッフと話したり、

当店主催のイベントに参加したり、アマチュアの大会で別の選手とコミュニケーションをとったりと、

自身に対して外部からの刺激を与えていたことが、きっかけになったのかもしれません。

 

その人に合った負荷や、気づきを与えられる様に、自分に対しても刺激を与えて、

より深堀りしていくことが必要だなあと思った出来事でした。