こんにちは。
スタッフの仁井本です。
雨が降って、少しずつ秋の気配が近づいてきましたね。
秋は、湿度・温度が運動には適正で、体を整えやすい絶好のチャンスです!
残暑が続いておりますが、チャンスを手にするためにも、少しずつ積み重ねておきたいですね。
今回は、セッション中に起こった出来事について、ご紹介させて頂きます。
アマチュアでスポーツを継続されているAさんは、約1か月前の試合の反省から出た、
自分の課題をクリアするために、「出し切ること」を目的として、トレーニングを継続されていました。
毎回のトレーニングの最後、「出し切ること」を目的にバイクマシン「パワーマックス」を漕ぐのですが、その後Aさんから出るフィードバックは、「出し切れなかった」、「もっとできると思った」といった内容が続いていました。
先日も当店でトレーニングを行い、いつも通りパワーマックスを漕いだ後、
セルフケア中に自身でフィードバックをされていました。
帰る際に、フィードバックの内容をAさんに伺いました。
その日に返ってきた答えは、できないことに囚われず、現状できることに負荷(時間・重さ・短いレスト)をかけ、結果として「出し切る」と結論を出していました。
「出し切ること」自体に変わりはないのですが、元々は目的であった「出し切ること」が、別の目的を達成しようとした結果へと、考え方が変わりました。
その日は、いつもより晴れやかな表情で、当店を出ていった様に見えました。
トレーニング種目や、練習方法、やること自体を変えるのではなく、同じことを継続していくことには、変わりありません。
「出し切ること」に対しての考え方が変わるだけで、トレーニングや練習の、内容や質に変化がでます。
考え方を変えるためには、現状を深堀りしていくことが必要です。
自分ひとりで深堀りすることは限界があるため、外部からの刺激が必要。
Aさんの場合は、自身でのフィードバックに加えて、当店のスタッフと話したり、
当店主催のイベントに参加したり、アマチュアの大会で別の選手とコミュニケーションをとったりと、
自身に対して外部からの刺激を与えていたことが、きっかけになったのかもしれません。
その人に合った負荷や、気づきを与えられる様に、自分に対しても刺激を与えて、
より深堀りしていくことが必要だなあと思った出来事でした。